About

Profile

美人国 アイコン

あらすけ

Arasuke

1989年 大阪府生まれ。京都精華大学マンガ学部卒業後、5年間の看板職人を経てイラストレーターとして独立。2020年より東京を拠点とする。2024年、東京・神田のコミュニティアートスペース「優美堂」での2ヶ月半にわたる滞在公開制作・個展『神田わっしょい』を機に、アーティスト活動を本格化。展示空間を鑑賞の場にとどめず、来場者との対話や公開制作を通じた共創的な表現を展開している。

Statement

Creation - 言語以前の抽象

個人の創作でしか踏み入れない抽象があり、そこは名前のないまだよく分からない未開拓地。

これまでイラストレーターとして、言葉や説明をビジュアルに変換する仕事をしてきました。しかしプロンプトひとつで言葉が画像化される現代において、その仕事の本質を問い直すようになりました。

組織やAIが扱えるのは、言語化された記号の世界です。それは皆が既に認知していたような、表層化されたものしか共有できず、個人の深層は共有されません。

人間の内面には、言語になる以前の抽象、没頭の中にある情緒が存在します。それは個人の創作という手段でしか辿り着けず、未分化のまま立ち現れる人間固有の領域です。

「描く」という手段を通して、表層にはまだない未発見の表現を目指しています。

Exhibition - 祭によるライブ性

アーカイブからライブへ。鑑賞の場から交流の場へ。今ここで共に神輿を担ぎ上げるようなお祭。

展覧会は、完成された過去の成果物を並べるだけの「アーカイブ(記録)」になりがちです。しかし、今ここで生きて表現する人間として、その時その場でしか生まれない「ライブ」こそが最も大切だと考えています。

展示空間では、鑑賞者が一方的に作品を見る場ではなく、自発性を伴う「祭」の場へと変容させます。他人事として来た人を自分事だと思えるような要素を盛り込み、来場者と共にひとつの神輿(表現)を担ぎ上げる共創的な空間をつくる。作品単体を超えた人々のつながりと体験を生み出します。

Projects - 社会に介入するアーティスト

利害の外に立つアーティストとして企業へ介入する。純粋な視点を持ち込み、社会にアートを表出させる。

日本の民俗学に「マレビト(稀人)」という概念があります。外部から訪れて共同体に新たな活力と変容をもたらす異界の存在です。現代において、アーティストがマレビトの役割を担うことができると考えています。

企業や組織の内側にいると、社内の責任体系に縛られ、本質的な問いが見えなくなることがあります。私はその「外側」に立つアーティストとして企業に介入します。

組織の利害関係の外にいるからこそ、タブーのない純粋な問いを投げかけ、企業の中に眠っていた本質的な問いを引き出すことができる。それはやがて芸術の種となる。

社会の中に芸術は眠っている。アーティストはその社会に入り込み、その社会が本当に求めていた芸術作品をそこで働く人と共に考えてつくっていく。そんな新しいアーティストのあり方を実践として切り拓いていきます。

Contact